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マイクロプラスチックってどんなもの?

みなさん こんにちは!

2018年頃より問題として取り上げられているマイクロプラスチック。マイクロプラスチックとは、大きさが5mm以下の微細なプラスチックごみのことです。この記事では、マイクロプラスチックの発生原因や環境への影響、対策について紹介します。


☆マイクロプラスチックの発生原因
マイクロプラスチックには、大きく分けて2種類の発生原因があります。
・一次マイクロプラスチック:5mm以下の粒子状態で製造されたプラスチックのことです。レジンペレット、肥料のカプセルや洗顔料、化粧品に含まれるマイクロビーズなどがこれにあたります。これらが下水に流れることで海の環境汚染へと繋がります。
・二次マイクロプラスチック:大きなプラスチックごみが波や紫外線の影響で細かく砕かれたものです。ペットボトルや食品の包装容器、プラスチック製のレジ袋などがこれにあたります。これらが海に流れ込むことで海の生き物に被害を与えます。


☆マイクロプラスチックの環境への影響
マイクロプラスチックは、半永久的に自然分解がされず、海に堆積し続けます。その量は年々増加しており、海洋プラスチックの60%ほどがマイクロプラスチックだとも言われています。
マイクロプラスチックは、海の生き物にも影響を与えます。ごく小さなプラスチックの破片や粒ですから、海の生き物が海水と一緒に飲み込んでしまったり、エサと間違えて食べてしまったりします。プラスチックは消化できないため、体内に残り続けます。また、こうした生き物をエサにしている海鳥や大型の魚などにも、マイクロプラスチックがたまっていくことになります。
マイクロプラスチックが消化器官にたまってしまうと、消化器官を傷つけたり、栄養を吸収する働きが弱くなったりしてしまうと考えられます。もう一つ心配されているのは、マイクロプラスチックに含まれる有害な化学物質です。そもそもプラスチックは製造の過程で、用途によってさまざまな化学物質が添加されています。こうした化学物質の中には、有害性が指摘されているものもあります。さらに、マイクロプラスチックには化学物質を吸着しやすい性質があるため、海に流れ出た排水に含まれる農薬や殺虫剤に使われるような有害な化学物質を吸収していると言われています。こうした有害な化学物質を含むマイクロプラスチックが海の生き物の体内に取り込まれ、海の食物連鎖がくり返されることで濃くなってしまうのではないかと心配する意見もあります。


☆マイクロプラスチックの対策
マイクロプラスチックの問題は、世界的に注目されています。国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)でも、「目標14.海の豊かさを守ろう」という目標が立てられています。日本でも、2020年からレジ袋の有料化が始まりましたよね。これは、プラスチックごみの削減につながる取り組みです。
私たちにできることは、プラスチック製品の使用を減らすことです。たとえば、エコバッグや水筒を持参する、プラスチック製のストローやカトラリーを使わない、マイクロビーズが含まれていない化粧品や歯磨き粉を選ぶなどの工夫があります。また、プラスチック製品を使った場合は、正しく分別して捨てることも大切です。プラスチックごみが海に流れ込まないようにすることで、海の生き物や自然環境を守ることができます。
マイクロプラスチックは、私たちの暮らしと密接に関わっています。私たち一人一人が意識して行動することで、マイクロプラスチックの問題を解決する一歩になると信じています。

 

海の豊かさを守るために、私たちにできることを考えてみましょう!結果的に自分たちを守ることにつながりますよね。

 

それでは また!