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インフルエンザ予防に湿度管理!

みなさん こんにちは!

最近ようやく加湿器を稼働させました。乾燥がひどく喉に違和感を感じてたんですよね。

 

さて、室内の湿度は、私たちの健康や快適さに大きく影響する重要な要素です。しかし、湿度は季節や気温、生活環境によって変化し、一概にこれが最適だということは言えません。そこで、最高湿度と最低湿度の違いや、目的別の適切な湿度の目安、湿度をコントロールする方法などをご紹介します。

 

☆最高湿度と最低湿度の違いとは?

最高湿度と最低湿度とは、それぞれ一日のうちで観測された湿度の最大値と最小値のことです。湿度とは、空気中に含まれる水蒸気の量を表す指標で、相対湿度と絶対湿度の二種類があります。相対湿度とは、ある気温における飽和水蒸気圧に対する実際の水蒸気圧の比で、百分率で表されます。絶対湿度とは、空気中に含まれる水蒸気の密度で、単位はグラム毎立方メートル(g/m3)です。

一般に、湿度というと相対湿度のことを指します。相対湿度は、気温によって変化します。気温が高いほど、空気は水蒸気を多く含むことができるので、飽和水蒸気圧が大きくなります。逆に、気温が低いほど、空気は水蒸気を少なくしか含めないので、飽和水蒸気圧が小さくなります。したがって、同じ水蒸気量でも、気温が高いほど相対湿度は低くなり、気温が低いほど相対湿度は高くなります。

最高湿度と最低湿度は、それぞれ一日の中で気温が最も高くなった時と最も低くなった時に観測されます。通常、最高気温は午後の14時から15時頃、最低気温は深夜から早朝の4時から5時頃になります。したがって、最高湿度は最低気温の時、最低湿度は最高気温の時になることが多いです。ただし、降水や風などの気象条件によっても湿度は変化するので、必ずしもこのパターンになるとは限りません。

最高湿度と最低湿度の違いは、一日の中での湿度の変化の幅を表します。この幅が大きいほど、空気の乾燥や湿潤の度合いが激しいということになります。例えば、最高湿度が90%で最低湿度が30%だとすると、一日の中で湿度が60%も変化していることになります。このような場合、空気の乾燥や湿潤による体調の変化や不快感を感じやすくなります。逆に、最高湿度と最低湿度の差が小さいほど、空気の乾燥や湿潤は穏やかで、快適に過ごしやすくなります。

 

☆目的別の適切な湿度の目安とは?

室内の適切な湿度は、目的や状況によって異なります。ここでは、快適さや健康を考えたときの湿度の目安を紹介します。

・快適さを考えたときの湿度の目安

快適さを考えたときの湿度の目安は、40%から60%とされています。この範囲内であれば、空気の乾燥や湿潤による不快感は少なく、体感温度も適度に感じられます。ただし、この目安は気温にも影響されます。気温が高いほど、湿度が高くても快適に感じられる範囲が狭くなります。逆に、気温が低いほど、湿度が低くても快適に感じられる範囲が広くなります。したがって、快適さを考えたときの湿度は、気温に合わせて調整する必要があります。

・健康を考えたときの湿度の目安

健康を考えたときの湿度の目安は、目や肌、のど、鼻などの粘膜の乾燥や、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防、カビやダニなどのアレルギーの原因となる生物の発生を防ぐことを目的としています。目や肌、のど、鼻などの粘膜の乾燥を防ぐには、湿度が40%以上であることが望ましいとされています。粘膜が乾燥すると、バリア機能が低下し、ウイルスや細菌などの外敵に対する抵抗力が弱くなります。また、ドライアイや乾燥肌、喉の痛みや咳などの不快な症状も引き起こされます。風邪やインフルエンザなどの感染症の予防をするには、湿度が50%以上であることが望ましいとされています。湿度が低いと、ウイルスが空気中に長く浮遊しやすくなり、感染のリスクが高まります。また、湿度が高すぎると、ウイルスが水滴に付着しやすくなり、飛沫感染のリスクが高まります。カビやダニなどのアレルギーの原因となる生物の発生を防ぐには、湿度が60%以下であることが望ましいとされています。湿度が高いと、カビやダニは繁殖しやすくなり、室内の空気や寝具などに付着して、アレルギー反応を引き起こします。特に、カビは湿度が80%以上になると急激に増えるので注意が必要です。

室内の湿度は、快適さや健康に大きく影響するので、適切にコントロールすることが大切です。加湿器や除湿器などの機器を使って、目的や状況に応じた湿度を保つようにしましょう!

 

では、過去最高湿度と過去最低湿度についても触れておきましょう。過去最高湿度とは、一日の中で観測された相対湿度の最大値のことです。過去最低湿度とは、一日の中で観測された相対湿度の最小値のことです。

実は最高湿度は100%に近い値になることが珍しくないことと、乾燥に比べて害が少ない等の理由から統計は取られていないようです。湿度100%というのは、それ以上水が蒸発しない状態になります。最近だと、2019年7月31日に青森県青森市で観測された99%が最高です。この日は、台風10号の影響で、青森県は大雨に見舞われました。一方、日本の過去最低湿度は、1971年1月19日に鹿児島県屋久島で、2005年4月9日に岐阜県高山市で0%が記録されています。最近だと2018年1月28日に群馬県前橋市で観測された4%ですかね。この日は、冬型の気圧配置で、群馬県は乾燥した北西の風に吹かれました。

 

実は長い目で見ると湿度は低下傾向にあるようです。

これは、地球温暖化や土壌などの吸湿性のある地表が少なくなった影響とみられています。

地球環境にも世界中の人が関心を持って未来を考えていかなければなりませんね。

 

それでは また!