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ブラックマンデーって何?

 みなさん こんにちは!

ブラックマンデーの再来を懸念し、英ファンドが資産の3分の2を現金に というニュースを目にしました。

 

英国を本拠とする220億ポンド(約4兆2000億円)規模の資産運用会社ラッファーは、米国の流動性縮小が市場の急激な反転のリスクを高めるとの見方から、現金への資金配分を過去最大としている。

 

さてブラックマンデーとはなんでしょう?

一度は耳にしたこともあるかもしれませんが、詳細はよくわからないって方が多いのではないでしょうか。
ブラックマンデーは、1987年10月19日にニューヨーク株式市場で起きた史上最大規模の株価大暴落のことを指します。この大暴落が月曜日に起こったことから「ブラックマンデー」という呼び名がつけられました。

 

背景と影響
ブラックマンデーは、香港市場の株価暴落を発端に、ヨーロッパからアメリカにその影響が拡大していきました。暴落が発生した日時が月曜日であったことから、1929年に発生した大暴落「暗黒の木曜日(ブラックサーズデー)」になぞらえてブラックマンデーと呼ばれています。この日、NYダウの株価は22.6%も下落し、世界恐慌の原因となった暗黒の木曜日で記録された12.8%を大きく上回る数字でした。しかし、世界各国の協力により、世界恐慌のような悲劇的な結果には至りませんでした。

 

原因と影響
ブラックマンデーの株価暴落が起こった原因は複雑で、専門家の間でも意見が分かれています。双子の赤字、西ドイツの利上げ、ルーブル合意でのドル安の是正失敗、自動売買システムの普及など、多くの要因が重なって発生したとされています。この暴落は世界経済に大きな影響を与えましたが、各国の結束により、世界恐慌を回避することができました。

 

ウォール街大暴落との相違点
ブラックマンデーと類似した大暴落として語られることが多いのが、ウォール街大暴落(暗黒の木曜日、ブラックサーズデー)です。両者の相違点として注目すべきは、各国が協調姿勢を見せ、迅速な経済対策を行ったことです。ウォール街大暴落においては、アメリカ大統領のフーヴァーが経済の自然回復を見込んで特別な対策を行わない姿勢を取り、その結果、世界恐慌を引き起こしました。一方で、ブラックマンデーにおいては各国の経済対策が功を奏し、暴落による経済状況の悪化を未然に防ぐことに成功しました。

 

他にも歴史的な株価暴落がありますが、ブラックマンデーはその中でも特筆すべき出来事なんですね。

 

それでは また!