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熊被害はナゼ東日本に多いのか?

みなさん こんにちは!

最近連日のように熊がニュースになりますよね。中でも秋田県岩手県での被害が多いですが…

熊被害が東日本に集中する理由は、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。その背後に潜む問題について、今回は詳しく探ってみたいと思います。

 1. 生息数の増加: 東日本における熊被害の一因として、熊の生息数の増加が挙げられます。環境省の推計によれば、ツキノワグマの生息数は1万2,000から1万9,000頭とも言われ、一部の研究では9万5,000頭以上との見方もあります。特に東北地方では熊の個体数が多く、これが被害増加の一因と言えます。

 2. 食べ物の不足: 熊は自然界でブナやナラのドングリなどを主要な食物としています。しかし、2020年度にはブナの実りが不作であったため、熊たちは食糧不足に直面しました。このため、人里にある柿や栗などを求めて出没することが増加し、被害の発生確率が上昇しました。

 3. 生息域の接触: 東日本における熊被害が増加する別の要因は、人間の生活圏と熊の生息域の境界が曖昧になっていることです。山林と農地や住宅地の境界が不明瞭になり、過疎化や耕作放棄などが一因となり、熊と人間の接触機会が増えています。熊は人間を避けるよりも、むしろ人里に出ることが多くなってしまうのです。 

 4.縄張り争い: 餌の多い場所は、より強い熊が占拠している可能性があります。その結果、他の熊が餌を求めて人里に現れることが増えた可能性があります。

東日本での熊被害の集中は、これらの要因が複雑にからみ合った結果と言えます。熊との共存を考える上で、生息数の調整や食糧供給の改善、生息域の明確化などが重要なテーマとなっています。

 

殺処分された熊については様々な意見がありますが、身近に危険が潜む地域の方々を考えた発言であってほしいものですね。